本日やっと今月輸出分の出荷検査コンプリート!最後はSV-S1628Dでした。

いやぁ、タイヘンだった…と安堵するのも束の間、夕方に
衝撃のニュースが飛び込んできました。この件は事前に予想が出来ていたため、急遽出荷を前倒ししようと今回は特に頑張っていたことは
既報の通りですが、まさか25%とは!
まだ現地と本件に関して協議は行っておりませんが、今後さらに連携を緊密にして、私どもで協力できることがあればしっかりサポートしていくつもりです。
大きな仕事をやり終えたので、気分転換を兼ねてカップリングコンデンサーのグレードアップ案件に取り組みます。お題はエレキット
TU-873LE IIです。

90年代半ばから続いた縦長レイアウトのコンパクトモデルの最終モデルがこの873LE IIかもしれません。その後だんだんと現在の横長フルサイズに変わっていきました。
現在のエレキットモデルは普及価格帯のモデルでもカップリングが大型化できる余地を残した基板レイアウトになっていますが、当時はまだ事前検討前で交換はかなりの工夫が必要です。
基板を外してみると...

矢印(4ケ所)が今回の交換対象。替えるのはArizonaの0.22uFです。容積的には数十倍の違いあり、特にRchが近接しているので最初は無理か...と思ったのですが、いろいろ検討した結果、

こんな感じで交換することが出来ました。基板の取付穴位置からみるとバーティカル(直上)レイアウトとなっていないため、ホットボンド等での固定が必要であることが注意ポイントですが、良い感じに収まってひと安心です。
明日からは買取り査定依頼品の一次チェック等が再開。久しぶりの大物が入荷しているようなので楽しみです。