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リー・リトナー「Brasil」で聴くラッカー・マスター・サウンド

Lee Ritenour(リー・リトナー)が来日する...数か月前にその情報を得たものの、まさかの名古屋飛ばし。大阪, 川崎, 東京のスケジュールを確認したところ残念ながら既に全日程予定が入っていて出かけられず。残念ながらCDで楽しむ毎日です。
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このニューアルバム「Brasil」はDave Grusin(デイヴ・グルーシン)との共作で85年の名盤「HARLEQUIN」の続編的な位置づけですが、そのエキゾティックな楽しさも然ることながら、CDというフォーマットの中での音の良さで是非マークすべき一枚。ラテンテイストのフュージョンには馴染みがないという方にもお奨めです。

以前にもこのブログで紹介した「ラッカーマスターサウンド」をご記憶でしょうか?石川さゆりさんの「Transcend]を番組で紹介した時のことを再掲しておきます。

もともとは配信用音源の高音質化のためのフォーマットですが、2mixマスターを敢えて一旦ラッカー盤に切ってからデジタイズする方式で、非常に滑らかで密度感のある音質が特徴です。CDは音がスカスカで…という方もこの音に触れていただければ納得いただける筈。

ちなみにラッカー盤→デジタル化の際の使用カートリッジはOrtofon SPU Classic GE MkⅡ+MCトランスST-90です。いわゆるデジタル臭のない音に驚かれると思います。特に弾力あふれる中低域に注目下さい。
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この「Brasil」は全編ラテンテイストで進んでいきますが、Fourplay時代のリトナーを彷彿されるM2, M5, M7, M9はお奨めですし、歌もののなかでもM4, M8のヴォーカルが前に出て浮かぶさまはオーディオ的快感も含め、聴く歓びに満ちています。

ライブに行ける幸運な人にも、リトナーファンだけでなくオーディオファンにも心からお奨めしたい一枚です。アナログも出ています。

by audiokaleidoscope | 2024-11-12 23:59 | オーディオ

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