今週は家でオーディオに向かう時間があまり取れず、十分に自分をリセットすることが出来なかったので、今日は長い時間をかけて音楽に向かい合っています。

あるアーティストがラジオでこんなことを言っていました。”どんなにダメな一日でも最後に良い音楽との出会いがあれば明日また頑張れる…”。皆それぞれに不可侵な聖域があるのと同じで、気に入ったオーディオで音楽を聴くという行為がどれだけ特別かは、その本人にしか分からないのかもしれませんね。
今日の一枚は…

2022年、51歳で逝去したJoey DeFrancescoのスピリチュアルでフリーなジャズ。思惟するひと時に最適なアルバムです。聴いていると脳内のニューロンが活性化するようなイリュージョンがあります。
ところで今日の作業ですが、オーバーホール終わりの機器の完了検査が中心でした。

SV-12D_5963 / 12AU7仕様(チャンデバ)

VP-2500SE / A type(KR PX25パラシングルMONOパワー)

SV-284D / Cetron 845仕様
いずれも電気的には新品同様の状態でお返しできることを確認しました。こうやって10年ごとに手を入れていけばいつまでも使えるのが真空管機器の大きな利点です。
お客さんにとっての”聖域”を構成する大切な一部を約一ヶ月お預かりすることになり、ずいぶんとストレスが溜ったと思いますが、リフレッシュした美音で存分にお楽しみ頂きたいと思っています。
明日, 明後日も引き続き買取依頼品の査定, 機器の整備と出荷前点検を待つアンプに囲まれて過ごす予定です。良いレポートが出来るよう、頑張ります。