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自分を託せる音

システムの状態が最良であるかの判断を第三者が行うことが有効な場合があります。半年, 1年たって改めて自分が気づかなくなっていることも往々にしてあるからです。

今年3月末にインストールが完了したSさんのシステム。これまで何度か訪問させて頂きましたが、今日半年たって改めて音の確認にお邪魔してきました。
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Avangarde DUO GT
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TOP WING 朱雀
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SV-310EQ オールWestern Electric仕様
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SV-300LB Western Electric仕様
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SV-284D ELROG 845 バランスドシングル仕様
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SV-192 PRO II + C-FT1000
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TASCAM オープンリール

システムが巨大であるが故に、ここまでまとめ上げるのは大変だったと思いますが、今日聴かせていただいた感じではアナログもCDもFMも、緻密かつ繊細で表情豊か。音楽が活き活きと鳴っていました。一日数時間は稼働しているという事でしたので、おそらく1000時間近く鳴っていると思いますが、いい意味で尖鋭感がとれて滑らかさが表に出てきているのが印象的でした。

次に伺ったのが某ホール。ツアーで名古屋に来ていたミュージシャンのギターアンプの確認です。
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”ラウドであればあるほどクリーンでなければならない”PAチューニング。ときに音量だけ大きくてニュアンスに欠ける大味なだけの音になっていることもありますが、このMarshallは昨年フルMullardにアップグレードして飛びの良さと音の実体感の両立した素晴らしい音になっていました。

客席の音を聴くことが出来ないミュージシャンにとって自らのプレイだけでなく、多くのスタッフのサポートがなければ望む音にはなりません。今日の会場は名古屋でも音の良さで知られるホールでスタッフの腕も一流であることもありますが、楽器やアンプのメインテナンスが適切であればこそオーディエンスの歓喜を引き出したと感じます。

オーディオにしても楽器アンプにしても自分が安心して託せる音が出ているという信頼感もとても大きなファクターの一つ。その意味において”あなたの音は素晴らしい”と背中を押して差し上げることもパフォーマンスにプラスの影響を与えることもあるのだと感じます。



by audiokaleidoscope | 2024-10-21 23:59 | オーディオ

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