週末は集中力を高めて作業に集中できる大切な時間。まずはメインテナンスあがり品の出荷検査。

2013年製のSV-91Bと2015年のSV-2300LM。いずれもバッチリ再生できました。

検査の結果アンプ本体は異常なし。初段310Aの片側が劣化でGm低下のためPSVANE WE310Aペア交換。その他ソケットの篏合が甘くなっていたのを修正して名実ともに新品同様になりました。

このSV-23000LM / 2A3仕様は初段グリッドケーブルの断線でドックイン。アンプに限らず道具は使い方次第で、本来20年もつものが5年で寿命を迎える場合もあれば、25年以上健康体でいてくれるものもあります。私たちに出来ることは修復できるあいだにお預かりして
バスタブの底を10年延ばすこと。
わたしが技術担当を兼任するようになって3年になりますが、メインテナンスの依頼件数が大幅に増えたのは密かな自慢です。新品が売れるのはもちろん嬉しいですが、修理で愛機を託して頂けるのは会社を信頼してくれているからと勝手に肝に銘じて頑張っています。
そして午後からは今月の認定中古の整備の続き。今月のラインナップもほぼ固まってきました。写真はリビルドあがりのSV-P1616D / KT150仕様。

不動品を解体再配線して組立代行品と同じレベルに再生しました。さらに出力管のバランスも含めて最適化し安心してお求めいただけるように整備を進めていきます。

来月は輸出品の発送準備でてんてこ舞いの見込で認定中古はお休みになるかもしれません。一品でも多く今月出せるように頑張っているところです。