今日は久々の骨休め日。ゆっくり音楽を聴いて過ごしました。


そういえば
アンプの周波数特性について書いたエントリーについて様々な反響をいただきました。聴感と実際の周波数特性の関係性, 三極管アンプと多極管アンプの性格の差異について初めて肚に落ちたという方もあれば、アンプの特性はフラットで当たり前という方もいらっしゃいました。
ここで二つのグラフを提示します。

これは「
等ラウドネス曲線 」と呼ばれるもので「フレッチャー゠マンソン特性」などと呼ばれることもあります。これはヒトの耳の感度が周波数により異なり、一般に中間の周波数帯(2kHz〜5kHz程度)に最も敏感で、低域や高域は同音量でも感度が下がる傾向にあることを示しています。このデータは18歳~25歳の被験者のデータを平均化したものですので、我々世代は更にドラスティックに変化している筈です。
そしてもうひとつ。

これは20年ほど前の技術誌に掲載されていた某有名ブランドのKT88アンプの実際の周波数特性のグラフです。私も実際にこのアンプの測定を行ったことがありますが、ほぼ同一の特性であることを確認しています。
これらのデータが何を示しているか、何を感じるかについては皆さんにお任せしたいと思います。一つだけ言えるのはこれら全てが事実であるということです。