9/25リリース 川上さとみさん ”Sensibilities" CD / SACDハイブリッド盤

今日は9/25リリースの川上さとみさん”Sensibilities"(CD / SACDハイブリッド盤)を紹介します。このブログを読んで下さっている皆さんは本年1月に先行発売されたアナログ盤のエントリー(一週間で完売)を記憶されているかもしれません。通常はデジタル先行で、その後アナログが追加販売というパターンが多いと思いますが、今回CD / SACDハイブリッド盤は未公開曲を含む8曲が収録されている必聴盤です。

オーディオファンにとって興味深いと思われるのがライナーノート。通常CDのライナーといえばアーティストのプロフィールと曲紹介がメインになりますが、このハイブリッド盤では全編録音を担当された高田さんのレコーディング時のエピソードや機材、また通常明かされることのないレコーディングのノウハウまで詳(つまび)らかにされています。

実は先のLPと今回のハイブリッド盤の両方に収録されているダイレクトカットの4曲のレコーディング時に起こった、今まで明かされることのなかった幾つかの”秘話”があったのですが、その一部が今回高田さんご自身によって明かされていることも大注目です。

番組ゲストにお招きし、その後ライブで演奏を体験した立場で申し上げさせていただくなら、先のLPで体現されていたダイナミックな王道バップとドビュッシーを彷彿させる抒情的, 映像的世界観がこのハイブリッド盤で完成されたと言えると思います。

既出の4曲に関しては今回11.2MHz / 1bitマスターから起こされており、先のLPとは音の景色が異なっている点も興味深いところ。ぜひLPをお持ちの方にも、この”完結編”を聴いて頂ければと思います。どうぞお楽しみ下さい。