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SV-EQ1616D + SV-Pre1616Dで聴くG・グールド

今日は作業場で認定中古の整備。今月の概要がほぼ固まってきたので来週早々にお品書きがアップできると思います。

たとえばこのSV-Pre1616D / Brimar 12AU7(3) + USA 5R4GA仕様。前にも書いたかもしれませんが、買取品は整備だけでなく何らかのアップグレードを行って再販させていただくケースがかなりあります。
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この個体も元々は梅セット(JJ +ダイオードモジュール仕様)だったものを虎の子のBrimarとSV-310EQ用の5R4GAを奢ったSpecialバージョンとして再生を実施しました。
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もっとも低重心な12AU7×3仕様。整流管を5R4系として音色上のバランスを取っています。274B系でもいいですね。
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カップリングはASC 2.2uFに交換しスピード感をアップ。その他ノウハウ的な部分も含めた各種対策実施し万全を期しました。
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今日一日でこのPre1616Dを仕上げたのは、明日これを聴かせたい方がいらっしゃるから。ASCコンデンサーのエージングを急ぎます。深みと軽みの両方を引き出すよう選んだソースがこれ。
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グレングールドがバッハ ゴルトベルク変奏曲を録音したのは二回。よく知られるのは1981年の二回目のレコーディングでオーディオ的にもたいへん優れたものですが、今日は1955年版(一回目)の再発盤を聴きます。
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ご存じWAXTIMEのクリア盤。この1955年版はモノラルですが、81年版に対し非常に速いテンポで演奏されており大きく印象が異なります。モダンピアノを使いながらフォルテピアノ的軽みがあり、聴いているとバッハの時代にハープシコードでこんな風に弾かれていたのではないか、というイマジネーションが駆け巡ります。グールドファンにはぜひ聴いていただきたい一枚です。

明日は三連休のなか日で多くの方がお出かけかもしれませんね。どうぞ良い休日をお過ごしください。

by audiokaleidoscope | 2024-09-14 23:59 | オーディオ

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