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悪かったのはアンプ

日ごろの不摂生か朝方の気温低下が原因なのか理由はよく分かりませんが、昨日の夜から喉イガイガ、頭ガンガンで今日は家で復活を期すことに。半日横になってかなり復活したので、先日のWestern Electric 14Aの修復準備(不具合箇所の特定)に着手することにしました。
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背面のアンプ部を外したところ。木製ホーンとドライバー連結部のスロートが見えます。
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こちらがホーン開放部。センターにスリットが入るタイプです。
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外したアンプ部の配線面。回路的にはWestern 7A相当ですが、7Aとはかなり様相を異にしています。左下が入力トランス218A, 左上が初段216A, 右上がインターステージ218G, その下に出力段216App, 右下が出力トランス111Aという構成です。
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参考写真。右上が14A。左下が7Aです。

入荷日の一次チェックでは電源ユニットからA, +B, -Cの三電源いずれも正しく供給されていることが分かったので、その時点でアンプは壊れていないと想像していたのですが、実際に電源をつないでみると初段が動作していないことが分かりました(プレート電圧0V)。恐らくいずれかの内部配線が離断しているのでしょう。

厄介なのは上の写真で分かるように14Aアンプ部は7Aよりもワイヤー線径がかなり細く、且つまとめて束線されているので、解線しないと修復が出来ないこと。オリジナル配線を毀損しないように慎重な修復が求められます。

とりあえず今日のところはスピーカー部(Western 529W)がちゃんと鳴るか確認することにしました。その過程を動画に録ってみました。
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さあ100年前のオーディオの音が甦るでしょうか…?

(動画説明)
本動画ではアンプ部を手持ちのWestern Electric 7A(動作品)に置き換え、正常と思われるマグネチックドライバー(Western Electric 527W)の再生音を簡易的に収録しています。

音声は録画デバイス内蔵マイクを使用しているため劣悪な録音であることをご了承下さい。なお本動画はyoutubeのAIによる楽曲著作権確認を経てアップロードが許可されています。

本動画は収益化されておりませんが、再生音源の著作権者に広告収入が支払われています。またデータはmp4形式に圧縮されています。

本動画は予告なく削除される可能性があります。
by audiokaleidoscope | 2024-09-07 23:59 | オーディオ

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