今日は打合せとご挨拶まわりで都内へ。
ここは文京区 千駄木「
Player's Bar R」。以前谷中にあった有名なジャズ喫茶「
シャルマン」の常連さんが、そのポリシーを引き継ぐ形でオープンされたお店です。シャルマンでは当社のSV-A2(ターンテーブル)やフォノEQ(SV-310EQ)などを使って下さっていてコロナ前には伺っていたのですが、Rへは今回が初めてでした。
席数20程度の落ち着いた雰囲気のお店。
現在のオーディオシステム。スピーカーはD130 + 175DLHでしょうか。出入りされるお客さんの会話を聞いていてもかなり通人の方々が多い様子。時々はライブもやられているようです。
現在パワーアンプはDynaco Stereo 70です。実は現在シャルマン時代から使って下さっていたSV-A2をフルOH中。パワーアンプも近日中にSV-8800SE / GEC KT88仕様に入れ替わる予定ですので、また改めてお伺いして音を聴かせていただきたいと思っています。
Rを出た後は六本木へ。
平日ながら多くの人が行き交う外苑東通り。80年代から通っていた人間から見ると相当変わったなという印象です。
伺ったのは
Record Bar "Musium”。この店は某大手有線放送局が保有する10万枚のアナログレコードを聴かせる店として昨年オープンしました。
1年半ほど前でしょうか…関係者の方からお話があってこの店のオーディオシステムの監修を依頼されました。伺うとヴィンテージオーディオでいきたいということでしたので、毎日何時間も運用されるヘビーデューティな環境では万一の際に直ぐ動ける近場の店の方が良いでしょう、と申し上げて機材提供は辞退し、コンセプトワークとしてTannoy Autographを店のアイコンとしてGarrardのターンテーブル、マッキンのC22 + MC275辺りでラインアップすると良いんじゃないでしょうか…というアドバイスをさせて頂いた経緯がありました。
ここも20席程度のほどよい広さ。Autographが収まっていて安心しました。恐らくTEAC箱だと思われます。とすればユニットはHPD385かK3808でしょうか。
プレーヤーはGarrard 301でカートリッジはOrtofon SPU Aシェル。サブでSL-1200も回っていました。
プリはC22でなくMarantz 7, パワーはMC275が稼働していました。スピーカーに関してはサブでIIILZがパラで鳴っていましたが、出来ればAutographのセンターに座っていただいてタンノイサウンドを満喫頂くのが良いのではないかという印象です。
Museumの最大の特徴はかかるソースということになるでしょう。いわゆるポップスからR&B, ロック, ソウル…70年代~90年代の音楽をノンジャンルに楽しめます。どうやらリクエストも出来るようですので、お店に行かれた方はお好みの懐かしい一枚をリクエストされてはいかがでしょうか。