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”音が聴こえるオーディオ誌”

今日は夕方からライターさんとカメラマンの方が我が家へ。事前に伺ったところでは「ステレオ時代 neo」の”中の人”を読んだことがきっかけとのこと。

ただ今回はオーディオ関係の取材ではなく、単純に撮影場所として部屋を借りたい、というもので、10月末(頃)に出る予定の地元情報誌の古着特集のイメージ写真として使ってみたいということでした。
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これは私が横から携帯で撮ったもので、実際はどんな画角になるかは不明。レコードとユーズドのスタジャンに通じるものがあるかどうかはわかりませんが、プロが撮るときっと”らしく”なるのでしょうね。

撮影が終わって改めていろいろお話している時、ライターさんが言っていたのは若いころから様々なオーディオ雑誌を読んできたが、”肝心の音が聴こえてこない”…つまり装置の説明ばかりで、どんな人が使うのか、どんな音楽を聴くのか…そういうイメージが湧かないんですよねえ…”というお話でした。そしてカバンを開けて二冊の本を出されました。
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SWITCH(左)とCasa BRUTUS(右)

この二冊はオーディオ界隈でもかなり話題になったのでご存じの方も多いでしょう。私も持っています。”ページを捲ると部屋の主の声と鳴っている音楽がなんとなく聴こえてくるような気がするんです。今のオーディオ雑誌ってカタログとあまり変わらない気がして…”と仰っていました。

”だから今日は取材にかけつけて本心は音を聴いてみたいという動機半分で場所の提供をお願いしたんです”…と撮影後にロックやジャズのLPを聴いて”いやあ、別世界ですねえ…”と興奮気味に帰っていかれました。

”音が聴こえる(ような)オーディオ誌”…上のSWITCHやCasa BRUTUSのようなオーディオ本があったら是非読んでみたいものです。人がいて楽器をPlayするようにオーディオをPlayする、その本質を忘れてはいけないなと改めて感じたひと時でした。

by audiokaleidoscope | 2024-07-25 23:59 | オーディオ

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