忘れじの一枚
2024年 07月 22日
後に自分がオーディオ屋をやるなんてこれぽっちも思っていなかった90年ごろ、ジャズを聴いてみたくて、でも何から聴いてよいか全く分からず、ふと入った中古ジャズレコード専門店。その時に買ったレコードがこれでした。

確か”初めてジャズのレコードを買いたいんですが、何から聴いたらいいですか?”とその人に訊いて、今は何を聴いているのかと問われ、当時なんとなく聴いていたのが室内楽だと答えて奨めていただいた記憶があります。
サキコロでもWaltz for DebbyでもKind of BlueでもなくKeith JarrettがMy first Jazzだったのは、この人のおかげだった訳で、その恩人が故人となられたことに30数年の時の流れを感じてつつ、改めて聴き直しているところです。