今日はお昼まで認定中古品の整備、午後からショールームに移動して試聴対応でした。

これは久々入荷のSV-A1。ターンテーブルはアンプ以上に特性確認を慎重に行う必要があります。モーターのトルク, プラッターの回転, アームの動き等すべてがデリケートであるだけに検査に長い時間を要します。

回転速度はOK。モーターもスピンドルも大丈夫であることが分かりました。アームの動きもスムーズで問題ありませんが、最も多く触る部分でもあるので、念のためアームは新品交換して出品してもいいかとも考えています。

これも久々入荷のElekit TU-8500。MM / MCフォノEQ内蔵プリで最もコスパの高い機種であるだけに今回もし烈な争奪戦になるかもしれませんね。カップリングコンデンサーはVitamin-Qオイルコン(Del Ritmo)に換装されていて、もちろん全機能確認OKです。

今月入荷二台めのTU-8200。先日ご紹介したのは
Gold Lion KT66仕様の前期モデル(TU-8200)でしたが、今回はJJ EL34仕様の後期モデル(TU-8200R)。今月はいずれかを出品しようと考えています。
お昼からの試聴対応は若者グループとこの道何十年というベテランの方という対照的な二組のお相手をさせて頂きましたが、いずれもソースはアナログという点がいま風です。
若者グループはLPを半年ほど前から買い始めて
サウンドバーガーで日々聴いているが、本格的なオーディオで大音量で聴いてみたいというご希望。その気持ちとてもよく分かります。私も若い頃、独り暮らしのアパートで下の部屋の人からよく叱られて、いつもおっかなびっくり音を出す感じでしたから。SV-310 + SV-8800SE / KT70仕様 + JBL4344で試聴室全体がライブハウスになったような音量で楽しまれていきました。きっと今日の経験がいつかオーディオのステップアップの礎になっていけばいいなと考えています。
二組目の方は試聴室のDYNAUDIOを聴かせてほしいというリクエストで、やはりソースはアナログ。試聴室のDYNAUDIOは
30iというハイクラスモデルで、非常に自然な音色と三次元的な音場がバランスしたモデル。4344とは好対照の存在ですが真空管アンプとの相性もよく、小音量でも大音量でも破綻のないところが魅力的です。

音楽に垣根なし、オーディオに優劣なし…皆さん、それぞれの愛聴盤をそれぞれの楽しみ方をされているのは横で見ていてもとても楽しいもの。日ごろ聴いたことのない音を浴びてニコニコされているのを横から眺めるのは、私にとっても至福の時間でした。