梅雨どきは人間にとってもオーディオ機器にとっても厳しい時期。湿度が高く日によって暑かったり肌寒かったりする状況のなかで、ヒトも機械も”なんとなく本調子じゃなないよなあ…”というのがこの時期です。
今日は一日出かけていて夕方帰宅してから、”ちょっと気分転換に音楽でも…”と思い、10日ぶりくらいにサブのMcIntosh MC30とJBL C37 Rhodesに灯を入れてしばらく聴いていたところ、どうもRchが歪っぽいではありませんか。
やれやれ…と思いながら、こういう時は上流から順にケーブルをLR入れ替えて変化点を確認します。例えばプリ/パワー間のケーブルをL/R入れ替えて異常音が反転する場合はプリ異常, 反転しない場合は下流側つまりパワーアンプかスピーカーに問題ありと推定出来ます。
この手順で確認していったところ、結局異常音は常時R側から出ているので容疑者はスピーカーということになりました。半世紀以上前の個体ですからいつ不調になっても不思議はないと覚悟していても相当ショックです。
今日はクタクタに疲れていましたが、このまま放置しても何も変わらないので、定位置から引っ張り出して中を確認してみます。

外見上で明らかな不具合はありませんので、ネットワークからドライバーを外してウーハー単独で鳴らしたり、ウーハーを外してドライバー単独で鳴らしてみたりしても状況は同じ…ということはネットワーク(N1200)の不調が疑われるということになります。内部のコンデンサー辺りの劣化でしょうか。湿度によって絶縁不良等の劣化が顕在化したのかもしれません。
…機械モノは何でもそうですが、なるべく日々動かしてあげるのが一番故障を回避できる方法です。こんな時だからこそ短時間でも灯を入れてあげるのが一番ですね。