今日の作業レポート。相手が大物だけに数はこなせませんが、しっかり確認出来ました。

SV-300LB / Prime 300B ver.5仕様(新古)。もともとの仕様はMullard CV4024, Reytheon 12BH7, Western Electric 300B, Mullard GZ34のラインナップで実働約3ヶ月の品物を真空管をすべて新品に更新しお求めやすい価格に仕立て直しました。欲しかった人には本当にお奨めの一台。

カップリングはDel Ritmo VitaminQオイル含侵タイプを使っています。RCA出力時ゲイン12.7dB /10kHz, 周波数特性10Hz以下~100kHz以上 / 0dBm, 残留ノイズ0.1mV / 10kHzと超優秀な個体です。

SV-284D / PSVANE 845仕様(NS)。先月組み上がったばかりの品物です。

今日ご紹介したSV-300LBと繋いで測定してみたら

ステレオモードで最大出力36W。仮にバランスドシングル2台にすれば70Wは間違いないでしょう。PSVANE 845は非常にパワーの出る出力管です。
SV-284Dを例えばSV-91Bを前置アンプとしてブースターモードで使う場合、スピーカーによってはNFBありを推奨する場合もありますが、今回のようにSV-300LBと直結するパワーアンプモードの場合はNON-NFBの方が瑞々しさが出て好ましい場合が多いので、既に284Dを使っていらっしゃる方は、試しにNFB / NON-NFBを切り替えてみて音のあり様を再確認してみて下さい。新たな発見があるかもしれません。
今回このセットの音を聴いていて改めて自宅で使ってみたくなりました。300Bとはまたひと味違う浸透力が非常に魅力的です。
明日はスピーカー関連の確認を行う予定です。気になる今回の価格ですが、明日中にお知らせできればと整備を急いでいるところです。