音楽が生まれてから耳に届くまで
2024年 06月 09日
その後横浜市内のレコーディングスタジオでプレイバックシステム用のSV-8800SE / KT150仕様の定期点検。バイアスの再確認等を行ってきました。スピーカーは鳴らすのが難しいと言われるATC SCM200。マルチでなく特注ネットワーク仕様の個体で以前はPASS X600で鳴らしておられたのをSV-8800SEに替えてから、”はじめて音が繋がった”と喜んでおられました。
昨日のレコ発イベントでも感じたことですが、音楽制作(作編曲), 音源制作(スタジオワーク), 音楽演奏(ミュージシャン), ライブPA そして家庭における音楽再生…音楽が生まれてから耳に届くまでにさまざまなプロセスがあり、それぞれの分野にプロフェッショナル(専門家)が関わる訳ですが、その全てに対して横断的, 俯瞰的に関わる人は多くありません。
この業界に関わらせて頂いて25年以上になりますが、音楽が生まれてから耳に届くまでの様々の過程に関わらせていただいたことが自分の最大の財産なのかもしれません。
言い換えれば、それぞれの分野のプロが異なるワードで自分の想いを伝えることを共通の言語と音で具現化して繋ぐ…それが自分に与えられた大きな仕事なのかも…そんなこと考えた今回のレコ発イベントでした。