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好循環の産物

2月でMUSIC BIRDが停波してから自分の日常が大きく変わった気がします。

放送は一対多のコミュニケーションですから、収録前には”次はどんなテーマを採り上げよう…”と色々想いを巡らせてリスナーの皆さんに興味を持っていただけそうなことや時事的な内容が中心だったのが、番組が終わってからは一人一人のお客さんのニーズや関心に向き合うことの大切さに改めて気がついて、一対一のコミュニケーショが楽しくて仕方ない日々を過ごすようになりました。

それまでは10日~二週間に一回程度のブログ更新だったのが、日々の密度感がより高まって自然と更新頻度が上がるようになりました。そのブログを読んで下さった皆さんと新たな一対一のコミュニケーションが始まるようになって、よい循環が生まれつつあるような気がしています。

その好循環の産物は幾つもある訳ですが、その最たるものの一つにカップリングコンデンサーのグレードアップの効果を共有できたことがあります。最近は組立代行でいただくオーダーの大半がArizona仕様あるいはASC仕様という状態になってきました。

時々お問い合わせをいただくのですが、組立代行で真空管は梅、でもカップリングは松が希望…という場合は梅セットの組立代行でカートインしていただいて、追加でArizona(or ASC)もカートに入れてコメント欄に「コンデンサーはArizona(or ASC)で組んでください」でOKです。どうぞお気軽にカスタマイズして下さい。

ごく最近の組立代行案件でいえば…
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Elekit TU-8550(松)。Gold Lionが六本並んでいるさまは壮観ですね。
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SV-S1616D(300B仕様)。このケースは真空管は梅と竹の混成でJJ ECC81 / ECC82, PSVANE 300B, PSVANE 5AR4 + Arizonaの組み合わせ。一台一台制作するバイオ―ダー形式だから出来ることです。
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これはSV-P1616D_Gold Lion KT88仕様。現在SV-P1616D多極管仕様でGold Lion KT88セットはありませんが、事前に相談頂ければArizonaつきも即OK。定番に加えたくなる良い音です。

これは番外編。先週の試聴の際、SV-8800SE(松)でスピーカーの比較試聴をしようというテーマをリクエスト頂いていたのですが、色々ととっかえひっかえしているなかで一番”おお!”となったのがSV-Pre1616Dの通常仕様とASC仕様の音の差というオチでした。
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ヴィンテージ真空管は一本2万, 3万当たり前の時代ですが、カップリングコンデンサーは一本何千円で対応可能ですし組立工賃も同額です。真空管は後から幾らでも替えられますが、内部パーツの後変(あとへん)は結構ハードルが高いので、最初からやっておこうという方が随分増えているのでしょう。とても良いことだと思います。


by audiokaleidoscope | 2024-06-02 23:51 | オーディオ

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