今日は一日試聴室。お客さんとの交流とオーディオ談義でリフレッシュできた一日でした。作業場でアンプと対面するのも好きすが、機器を使う”ヒト”との交流は更に刺激的です。
試聴室ではCD, アナログ, ハイレゾ等、基本なんでも聴ける訳ですが、今日は一枚新譜CDをご紹介します。

恐らく今日あたりから出荷が始まったと思われるこのCD。低音大好きオーディアファンの皆さんに特にお奨めの新譜です。
ミキサーズ・ラボ創立45周年記念盤ということで、これから各メディアで大きく取り上げられると思います。
アーティストと同列に音源制作者がフィーチャーされるという点で、過去作品も含めミキサーズ・ラボからリリースされている一連の作品は私たちオーディオを愛する人たちにとって非常に注目のシリーズ。Stereo Sound誌とのタイアップでリリースされた
石川さゆりさんのLPなどは皆さんの記憶にも新しいと思います。
ラボ作品の共通した音の魅力は特に低域方向のレンジと重量感では海外を含め随一の存在といえると思います。今回のSUPEREMEでも、まず一曲目”Sing, Sing, Sing 2024”のイントロを15インチウーハーのスピーカーシステム辺りで聴くと凄いことになること間違いなし。”地を這う低音”なんていいますが、まさにそれを体感できる一曲です。
聞けばラボの中心として昭和の時代からこの業界を支えてこられた
内沼さんも傘寿におなりとか。80歳でこの音を作り上げるその感性とキャリアに脱帽です。ラジオの仕事を卒業してから都内で取材することも少なくなりましたが、久しぶりにスタジオに伺ってお話が伺える日が来るのを楽しみにしています。
ともあれ低音マニアのみならず全てのオーディオファンに捧ぐこの一枚。おすすめです!