今月のオープン・ザ・カーテンを終えてホッとしつつレコードに針を下ろすかけがえのない時間。
明日は月イチ骨休めデーにさせていただいて、お客さんと名古屋で待ち合わせて中古レコード屋さんへ。そして帰りがけに自宅で一緒に聴こうということになっていますので、その準備もかねて色々と音出しをしているところです。
そのレコード店は先日
ビートルズの希少盤が競りにかけられ120万円で落札されたところ。
そういえば私どもでお預かりした中古もオークションにしたら?と時々勧められることがありますが、当面いまのスタイルでいけたらと考えています。
そもそも中古品再生事業は「自分の愛機を適切にメンテし、キチンと次のユーザーに託したい」という売主さんの気持ちを受けて始まったものですから、価格以上に一期一会の出会いみたいなものを大切にしたいと常々考えています。売主さんが考える再販価格を私どもがイメージし、その値段のなかで精いっぱいのメインテナンスとパーツリプレイスを行うのが私どもの仕事であって、値段を吊り上げて売り抜けることを目的としてはおりません。
たしかに傾向的には希少なもの、高価なものほど早く売れていく感じではありますが、一見ありきたりで派手さはなくても実際は日常づかいに最適なものも沢山あります。私どもが預かったバトンが誰の手に委ねられるか、毎月とても楽しみにしている訳ですが、今後も一点一点を大切にさせて頂いて、しっかり次のユーザ―さんにお届け出来ればと考えているところです。