戻りつつある振り子
2024年 05月 21日
Technics, PIONEER, SONY, AKAI, KENWOOD…70年代~90年頃まで一世を風靡した日本のオーディオブランドが店舗で、また家庭で重要なアイコンとして再注目を集めているのです。挙げればキリがありませんが、Instagramのアカウントをお持ちの方は、例えば”hificine"と検索してみてください。
初めて見る方は驚かれるかもしれません。これが2024年のトレンドとはとても信じられないかも。でも日々メッセンジャーやDMで当時の日本のオーディオが手に入らないか、修理は出来ないか、という問合せが舞い込みます。
日本では小型化, 無線(Bluetooth)化, パワード(アンプ内蔵)化まっしぐらな感じですが、真逆なことが海の向こうでは一つの流れを形成しつつありますし、渋谷のTHE MUSIC BAR -CAVE SHIBUYAなどは、国内版のはしりと言われています。
テレビのセットなどでも大型スピーカーや真空管アンプが目立つ位置に敢えて置かれる昨今、まだトレンドが実需に先行している部分はありますが、ひょっとしてこれから相当面白いことになるのではないか…そういう気がしています。そう、確実に振り子は戻りつつあるのです。