本当は今日あたり認定中古のお品書きをトップページにアップする予定だったのですが、要注目の新入りが入荷してきたので、今月のラインナップに加えられないか急遽ではありますが追加検査を行っています。
SV-23D Special / Western Electric 350A仕様。SV-23Dは元々
RCA 807(送信管)が大量に入手できたことで製品化が実現したオール手配線のビーム管シングルアンプです。2010年代前半のトップセラーキットとしてご記憶の方もおいでと思います。
今回入荷したのは出力管WE350A仕様のワンオフモデル。初段Mullard CV5080 / EF37A, フロントパネルは樽材のプロ制作品です。WE350Aに対応するためにヒータートランスを追加し電流容量を稼いでいます。
これが内部。SV-23Dの成功が後の1616シリーズ立上けのきっかけとなったと言っても過言ではない、記念すべきモデルです。
いまや
高価なWestern Electric 350A。今回350Aの市場代金以下でご提供できる見込みです。非常に押し出しの良いパワー感あふれる音質の一台限定モデルにご注目下さい。
そしてこれ。なんと
シュリンク(保護包装)すら剥がされていない完全新品ペアのLM755aが入荷しました。
10数年の眠りから醒めたLM755a前期タイプ。まず50Hz~15kHzまでサイン波をスウィ―プして磁気系, 振動系に劣化, 異常がないか確認します。幸いビビリ音等なく品質的にもバッチリです。
一次チェックのあとはエッジの慣らしを始めます。1.5W出力でピンクノイズを再生しエッジを動きやすくしておきます。だいたい10時間くらいで音がこなれてきます。本調子になるまでは1~2ヶ月くらい鳴らし込む必要がありますが、この手のユニットは音を育てるような気持ちでじっくり熟成させて頂きたいものです。
最終的な今月の出品一覧は明日お昼までに
トップページにアップできる見込みです。どうぞお楽しみになさって下さい!