今日は明日からの再稼働前にお預かりしているメンテ上がり品の出荷前点検など行ったあと少々調べもの。大切に保管している昔の雑誌類がとても役に立つことがあります。
電波技術 Hi-Fi回路図集 No.2 (昭和32年) 定価210円
欲しかった資料 McIntosh A-116回路図
当時の内外の主要機器の回路図が多数掲載されていて、いろいろと勉強させていただいているのですが、今日思わず注視してしまったのが当時のメーカー広告。大半がお馴染みのブランドです。
一部ご紹介しますと…
DENON(日本電気音響)
パイオニア(福音電機)
三和(SANWA) すでに半導体の時代に入っていたことが分かります。
ニッポンケミコン(日本ケミカルコンデンサー)
LUX(錦水電機)
フォスター(信濃音響)
SUNSUI(山水電気)
岡田英次さんの”皆さん!やはりHi-Fiは山水ですよ!”というコメントがすごい
muRata(村田製作所)
アルプス(片岡電気)
ナショナル(松下電器)
オンキョ―(大阪音響)
ヤマハ(日本楽器)
昭和32年といえば今から67年前。戦後12年と言い換えても良い訳ですが、大手家電メーカーが当時オーディオで大きく業容を拡大していたことが分かります。
シングルアンプが「簡易電蓄回路」と呼ばれていた頃、令和の時代になって何ら変わらずこれら技術が伝承されていることを当時の先輩たちは想像していらっしゃったでしょうか…この技術と伝統をしっかり守っていきたいと思った今日でした。