一ヶ月点検
2024年 04月 21日
27日(土)から会社的には非稼働で、引籠り作業と納品&出張買取巡業の予定なので、少し早めですが音の確認にお邪魔してきました。
今日お邪魔して思ったのが、この一ヶ月での音の変化です。アンプにしてもスピーカーにしてもエージングによる音の変化は少なからず起こります。今回DUO GTの107dB/w/mという超高能率スピーカーと対峙しバランス取りについてはかなり時間をかけて追い込んだつもりですが、この一カ月弱で中高域の鳴りがずいぶん変化しているように感じました。特に中域の170㎜アルニコマグネット採用のドライバーの聴感上の音圧がかなり上がっているように感じ、低域とのバランスを取り直すことになりました。
恐らくこの変化は測定上では現れないでしょう。その意味ではこのエージング効果は極めて定性的なものといえる訳ですが、今日さまざまなレコードを聴かせて頂いて、改めて測定以上に聴感を重視することの大切さを感じました。測定という行為は定点観測のようなもので、各種機台を同じ条件で相対的に検証するためには極めて有効ですが、測定を重視しすぎると本質的,個別的な音の個性を軽視するトラップも待っていることを重々肝に銘じた次第です。