今夜は危うかったです。20時からの特選中古ご開帳の準備をしていたところ、5分前辺りから裏の作業画面の動きが悪くなり、本番アップの画面遷移時から渦巻きグルグル状態になって管理者が管理画面を見られないという笑えない状態になってしまいました。
最悪サーバーが落ちるかという状態が1~2分続いたあと、なんとか画面が戻ってきた時には既に半分くらい売却済になっていたという状態。出品商品完売まで約30分というのは過去例がなく、少々焦りましたが何とか大きなトラブルなく終われてホッとしました。
考えてみると、お客さんの愛機を買い取らせて頂いて再生する取組みを始めて4年くらいになります。製品の状態も千差万別、敢えて言えば玉石混交で、なかには通常の買取店ではとても値段が付かない(だろう)というものも一定量ありますが、基本的には当社から買取辞退はしない方針で頑張ってきました。
ではなぜ特殊なケースを除いて製品が再び陽の目を見ることが出来るのか…大きく二つの背景があると考えています。一つは製品それぞれの強み弱みを誰よりも熟知している我々自身がメインテナンスに携わっていること、そしてもう一つは下の写真です。
これは私どもの物流センターの一角を今日撮ったものですが、これは何かと言えば当社の主要製品の補給パーツの格納棚なのです。恐らく2~3万点以上のパーツがここで出番を待っているという訳です。
汎用の抵抗, コンデンサー類はもちろん、板金(シャーシ)やトランスなどの専用品、各種機構部品(スイッチ,セレクター)等、過去製品の90%以上の性能を維持できるパーツたち(真空管専用庫は別にあります)。これがあるから中古再生の旗を上げられている訳で、修理屋さんにメンテに出したらパーツやシャーシ内の様相がすっかり変わって帰ってきたというお話も自社製品だからこそ避けることが出来るのも、これらパーツのお陰とも言えます。
なかにはお付き合いのあったメーカーさんが廃業時に”お客さんサポートに活用して下さい”と託していただいたものも少なからずあります。その意味では製品と同じ、あるいはそれ以上に大切な当社の宝物がこれら補給パーツといえるかもしれません。
売って終わりは過去の話…買って頂いてから始まる事をこれからも大切にしていきます。