アンプは口ほどにモノを言う
2024年 04月 17日
そんななか今日あらたに入庫したVP-mini88。mini88はプリメインタイプのMkIIがほとんどですが、これはその前身の入力セレクターのないタイプ。カルテを確認すると2003年モノでワインでいえば相当のヴィンテージです。とうにメーカーサポートは切れており専用パーツの供給も途絶えていますが、通常の劣化故障であれば多くの場合なんとかなります(します)。
今回はLchからのガサガサノイズで真空管には問題がないことが分かっているので、コンデンサーの絶縁不良あたりから確認してみましょう。
では内部を覗いてみます。
日常的にアンプのメインテナンスをやっていて、久しぶりに嫁に出たアンプと再会するとお客さん宅でどんな日常を過ごしてきたかアンプが自分で教えてくれるような気がします。今日のように良い状態(とはいえメンテが必要な訳ですが)で再会できるのは本当に嬉しいことです。
この仕事を始めて26年目、もともと3万円とか5万円のキットから始まったこの仕事の感動を思い出させてくれたmini88に感謝です。