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SV-353オーバーホール

今日はSV-353(システムセレクター)の修理。前期仕様でカルテを確認したら2007年ご購入のキット製作品。ざっと診た感じでは全体的にかなりお疲れな感じでしたので、渾身のオーバーホールを実施することにしました。
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まずは隅々までシャーシ内の清掃。突出圧の高いコンプレッサーで積年の埃を完全に飛ばします。
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SV-353の心臓部であるリレー切替基板。初期状態で通電した感じでは基本的に信号は通るものの、打診を行うとノイズが入ったり接触が不安定になる場合があることが分かったので、危ういリレーを分解清掃。接点の酸化被膜を除去して快適に切替が出来、ノイズもなくなりました。

あと写真を撮り忘れましたが、プリ3系統を切り替えるセレクターが劣化でクリック感がほぼ無いくらいに緩くなっていたので、たまたま在庫していた廃番の純正セレクターと交換しました。
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電気系の改修が終わり機構系のメインテナンスに移っていきます。いままでの経験からターミナル系がかなり緩んでいるので集中的に攻略していきます。ラジオペンチではトルクが足らないのでダブルナットを外してガッチリ締め込んでいきます。

ここで問題となるのがターミナルの向き。ケーブルを通る穴の向きを統一させるために...
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ドライバーの軸を使って方向統一&回り止め。これで緩まず締めこむことが出来るようになります。
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完全に締結されていますが、念には念を入れてネジロックをかけておきます。
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つづいてターミナルの研磨。経年で汚れているだけでなくメッキが浮き気味になっているので表面を完全に磨いてしまいます。
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そして無水アルコールで洗浄します、写真ではネジ込みパーツがついていますが、外してそれぞれクリーニングします。
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続いて前面。一番触るセレクターツマミをクリーニング。ローレット部分にこびり付いていた汚れなどを無水アルコールでクリーニングします。
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電源スイッチは何千回もオンオフされて塗装が剥げてしまいました。
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再塗装後です。車のタッチアップ用塗料で似た色目のものを探して塗りました。

これで電気系, 機構系, 内外装のメインテナンスがほぼ完了しました。あとはスイッチ系, 全接点系のアルコール洗浄をして完了です。
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おつかれさまでした!メインテナンスはキリのない業務で、これで絶対!ということはありませんが、今回かなり時間をかけて17年のご愛用に感謝を込めてオーバーホールできて満足です。


by audiokaleidoscope | 2024-04-09 22:52 | オーディオ

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