当地でソメイヨシノ開花宣言が発せられた今日、予定通りAvangarde DUO GTの据付を行いました。
やや下側から煽り気味に撮っていますが天井高2,400㎜, 間口3,600㎜に対してDUO GTのサイズ感がお分かり頂けるかと思います。何より大変だったのは階段を人で三人で120kg × 2筐体を二階リスニングルームまで上げることでした。
以下 断片的ではありますがその状況の記録を残しておきたいと思います。
まずは一階LDKをお借りして開梱。何かあってからでは遅いので、段取りを確認し作業を開始します。
DUO GT本体が姿を現しました。凡そスピーカーらしからぬ漆黒のサイボーグ的姿態です。
一旦横倒しにして拘束具のような緩衝材を外していくにつれ本体が露わになっていく感じです。なんだか王家の谷の開棺調査のような雰囲気ですね。
階段上げの苦行で写真を撮る余裕は全くありませんでした。長い時間をかけてやっと上がった本体を前に一同脱力の図。
これはホーン取付前の中域ドライバー部(7インチ, アルニコ)。ウレタンでしっかり吸音されています。システム能率107dB, インピーダンス18Ωという超高能率, 超ハイインピーダンスシステムの心臓部です。
こちらはエンクロージャー中央の高域ドライバー(1インチ)。ここに8インチのホーンが組み込まれます。
満を持して中高域ホーンを装着していきます。ネジで固定する方法でなくドライバー側に切られている螺旋に合わせてホーンを回しながら固定する方式です。ネジ止めで出がちな共振ノイズを回避する有効な方式です。
次いで高域ホーンも同じ方式で固定していきます。
予定時間を大幅に超過したもののトラブルなく設置できたことに安堵。今日は時間切れで一旦作業をストップし、明日再度お邪魔して細かな調整作業を行わせていただくことにしました。
いままで数えきれないほどの搬入出作業を行ってきましたが、設置案件としては断トツに大変だった今日の作業。少し体を休めて明日の調整に備えます。