今日は特選中古品の整備からの…

自宅でのリモートデータ編集作業でした。

そういえば昨日のポストで
REF10 NANOの紹介をした後にご質問をいただいた内容について皆さんにも共有しておいた方がいいかも…という事がありましたので書いておきます。知っている人にとっては何を今更…という内容かもしれませんが、案外知らない方も多いかもしれません。
それは「REF10 NANOで50Ωと75Ω二つの出力があるが、どう違うのか…どちらを選べばいいのか?」というものであった訳ですが、経験上音声伝送系は75Ωが多く測定系は50Ωが多いように感じますが、要は
機器の終端抵抗値にマッチしたケーブルを使うべし、という点に注意が必要です。
では皆さんが使っている機器のインピーダンスは何Ωかは基本的に取扱い説明書に記載されている筈です。ちなみに当社の192シリーズは75Ωで終端されていますのでケーブルも75Ωを使って下さい。たしかEsotericさんのマスタークロックは50Ωだったように記憶していますので、お使いの方は確認をお願いいたします。
ではケーブル自体はどっちなの?…50Ωとも75Ωとも書いてないから分からない...というのも無理からぬお話で、パッとみただけではケーブルインピーダンスが分からない場合が多いでしょう。その場合はケーブルのコネクターを確認してみましょう。

上の写真のように75Ωと50Ωではコネクタ部の形状が異なります。厄介なのは同軸中央部の形状が同じで、ケーブルが仮に間違っていても接続できてしまうこと。皆さんがよく分からずに今までBNCを買っていたという場合は上の写真を参考にして上手に使い分けていただくと良いと思います。