人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ラス前回は”超レア盤, オリジナル盤一本勝負”

2014年10月から始まったMUSIC BIRDの私の番組も残すところ2回。2/2(金)の”真空管アンプ一本勝負”ラス前回はコ・パーソナリティの高山さんと話して、この方に是非もう一回出て欲しい人は誰だろう…と相談した結果お招きしたレコードコレクターの竹村道明さんです!
ラス前回は”超レア盤, オリジナル盤一本勝負”_b0350085_13490121.jpg
竹村道明さん(中央)

竹村さんといえば所謂超レア盤, 初回盤, 高音質盤LPのコレクターとしてその筋では有名な方な訳ですが、それこそ中には一枚何十万というレア盤を手に取ろうと思い始めたきっかけをお伺いしたり、実物を見せて頂いたり、実際その音を聴かせていただいたり楽しい一時間になっています。竹村さんには収録前に三たび打合せに会社までお越しいただき、選びに選んだ”この一枚”の音をぜひお聴きください。
ラス前回は”超レア盤, オリジナル盤一本勝負”_b0350085_13490109.jpg
機材はいつものSV-310EQ+SV-310です。オンエアに載った5曲をご紹介いたしますと…
ラス前回は”超レア盤, オリジナル盤一本勝負”_b0350085_12405698.jpg
①Beatles 「Please Please Me」から”I Saw Her Standing There”
ラス前回は”超レア盤, オリジナル盤一本勝負”_b0350085_12405108.jpg
いわずと知れたBeatlesのデビューアルバム(1963)のMONO盤(マト1)。レーベル面が黒地に金文字で書かれている”Gold Parlophone"がお宝の証だそう。
ラス前回は”超レア盤, オリジナル盤一本勝負”_b0350085_12410126.jpg
②Led Zeppelin「II」から”Whole Lotta Love”
ラス前回は”超レア盤, オリジナル盤一本勝負”_b0350085_12405983.jpg
AM局用MONOプロモ/US盤。StereoではUK/WRECK, US/RL cutting, US/プロモ, UK/Nimbus(未発売) 等が知られますが、このMONO盤の超絶サウンドはダントツともいえるエネルギー感で必聴です。
ラス前回は”超レア盤, オリジナル盤一本勝負”_b0350085_12410782.jpg
③Derek and The Dominos「Layla」から”Layla"
ラス前回は”超レア盤, オリジナル盤一本勝負”_b0350085_12410562.jpg
これもMONOプロモ盤。Zeppelinもそうですが音が密集してケバの生えたようなゾリっとした鮮度と質感はStereoでは得られない味。MONOプロモ盤オンリーのコレクターもいるほどです。
ラス前回は”超レア盤, オリジナル盤一本勝負”_b0350085_12411467.jpg
④Steely Dan「Gaucho」から”Babylon Sisters”
ラス前回は”超レア盤, オリジナル盤一本勝負”_b0350085_12411025.jpg
USオリジナル盤でデッドワックス(送り溝)に「Master Disk」の刻印が刻まれていることからMASTERDISK STUDIOS社によるマスタリング作品であることを示しています。その横のRL刻印はロバート ラディックによるカッティングの証。マトリクス番号は「MD-1」。一般的には最初期が「A1、B1」、次が「A2、B2」などと表記されますが、本盤にはそのようなマトが存在せず他に「MD2」も存在することから「MD1」が最初期とされています。
ラス前回は”超レア盤, オリジナル盤一本勝負”_b0350085_12411965.jpg
⑤Joni Mitchel「Clouds」から”Both Sides Now”
ラス前回は”超レア盤, オリジナル盤一本勝負”_b0350085_12411634.jpg
オリジナル/ツートンレーベル(1969)から。”青春の光と影”と言った方が分かりやすいかもしれませんね。他の盤のようなハイプライスではないとのことでしたが、現行CD等の深くコンプの掛かった音とは異なる伸びやかな音が最高に心地よい一枚です。
ラス前回は”超レア盤, オリジナル盤一本勝負”_b0350085_12412384.jpg
⑥Carole King「Tapestry」から”You've Got a Friend"
ラス前回は”超レア盤, オリジナル盤一本勝負”_b0350085_12412168.jpg
1971年のオリジナル盤(マトS1/S3)。 Tapestryの初回盤については情報が多くなく、レーベルにODEではなくODE70と印刷されているのがオリジナル盤だそう。マトリクスはMとSの存在が知られていますが、今回聴いていただくのはS1/S3です。  

…という感じでお届けするラス前回。残すは2/16(金)の最終回”3時間一本勝負”のみとなりました。何とも寂しい限りですが、最後まで全力疾走です!



by audiokaleidoscope | 2024-01-31 13:56 | オーディオ

SUNVALLEY audio公式ブログです。新製品情報,イベント情報などの新着情報のほか、真空管オーディオ愛好家の皆様に向けた耳寄り情報を発信して参ります。


by SUNVALLEY audio