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真空管アンプはどこまで音が良くなるか?第十回「SV-284D松竹梅一本勝負」

真空管アンプ遍歴の行きつくところ…それは300Bと845である、というお話は管球アンプファンであれば一度は耳にしたことがある筈。その澄み切った音は勿論、姿かたちも含めた美しさも大きな魅力です。

特に送信管である845は眩いばかりに輝くトリエーテッドタングステンフィラメント、1kVに迫る高電圧、聴感上のダイナミックレンジの広さ…なんとなく近寄り難いような神々しさを感じるという方も多い訳ですが、10/13の真空管アンプ一本勝負では300Bプリ(SV-300LB)+845パワー(SV-284D)で究極の管球サウンド再生にチャレンジします。
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梅セット PSVANE 845仕様 : 輝かしくハイコントラストな送信管の魅力を十分に味わえるセットプラン。バリバリ鳴らしたい方向き
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竹セット PSVANE WE845仕様 : より繊細で豊かな音場表現を楽しむ方向き。むしろ小音量時の表現力の豊かさが際立つセットプラン
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松セット ELROG ER845仕様 : ピーク感のない、どこまでも伸びていく開放感を楽しむ。845は聴感上の高域が非常に伸びていることから細身に感じるという方もいらっしゃいますが、ELROGは量感あふれる太い音を聴かせます

電源をONしてしばらく経つと周辺がほの温かく感じるほどの845アンプ。熱的に飽和するとガラス表面温度は220~230℃まで上昇しますので、これからの時期はちょっとした暖房器としても活躍してくれます。

そのサウンドはクリアだけれど冷たくない、たっぷりとミネラルを含んだ岩清水のような味わい。大音量時の揺るぎない安定性はもちろんですが、小音量時の音の良さがもっと評価されてもいい出力管です。近年海外(特に欧州)ではアナログ再生は845に勝るタマなしとまで言われるようになってきました。グローバルにはこれからが本番かもしれません。


by audiokaleidoscope | 2023-10-11 03:01 | オーディオ

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