今日はSさん宅へ納品。一階ダイニングルーム用のサブシステムのインストールに伺いました。

パワーアンプは先ごろ再放送された
2019年の「真空管アンプ一本勝負」”ウエスギアンプ大研究”の回を聴いて購入を決定されたというUESUGI 300AH/Western Electric 300B仕様。クラスA2ドライブでらくらく10Wオーバーの交流点火300Bシングルです。

モノラル2台で構成される300AHはコンパクトながら非常に濃密な音色で聴く者を魅了します。立ち上がりは速い方ではありませんが、大変まろやかで包み込まれるような温度感の高い表現で心地よく音楽に浸れる音です。

フォノEQはSV-396EQ, プリはSV-310/PSVANE WE仕様。SV-310と300Bパワーアンプとのマッチングの良さは多くのユーザーさんの知るところでありますが、アナログ専用のこのシステムで毎日心地よくお過ごしになられると思うと羨ましい限りです。

ちなみにこちらは2階のメインシステム。SV-300LB+SV-284D(バランスドシングルモノ×2)/ELROG仕様です。青竹をスパッと切ったような鮮度感を狙ったセットアップですが、同じ直熱三極管アンプでもウエスギのアンプとは全く違った個性を表出させています。
”おんなじ真空管アンプで、こうも違うか”…Sさんの第一印象はまさに真空管アンプの楽器性(の高さ)に対する感銘であったに違いありません。ますます音楽を聴く歓びが拡がり深まっていくのだろうと思います。どうぞ末永くご愛用ください。