今日は早朝に出発し日帰りで関西方面へ。まず向かったのは滋賀。久しぶりのKさん宅へSV-38Tの納品です。

スピーカーはいずれもタンノイ。Turnberryバイアンプ用のSV-86BとLM91Aに加え今回IIILZ用のSV-38Tが仲間入り。

この写真は昨日、地元有志と行った納品前お披露目会の際のスナップ。シングルながら出力32W/chという大出力に加え、残留ノイズ0.5mV/8ΩというSNの良さも相まって845らしいクリアネスと左右に拡がる音場の広さが同じ三極管でも300Bとはずいぶん違うね、という感想が大半でした。

次回いつこのラインナップでアンプをつくることが出来るのか分からないので記念撮影。左からWE311B(50年代), WE300B(2006), Cetron 845/H(1991), WE274B(1969)の組合せ。

Kさん宅での試聴でも845と300Bの際は明白でした。ゆったりとふくよかに鳴る300Bに対して845はスピード感があり筋肉質。同じ曲を聴いても心なしかテンポ感が変化して聴こえるから不思議です。

これはLM91AでKさんのWestern Electric 300B(1981年ストレートロゴ)と2021年ロットの比較試聴。ここでも2021年ロットの図抜けたパフォーマンスが実感できました。

Kさんのフロントエンド周り。定番ラインナップともいえる布陣です。
滋賀を出て向かったのは大阪。台数が多く発送が大変ということで中古品の出張買取させて頂いたあと名古屋へ戻って寄らせて頂いたのがMさん宅です。昨日MUSIC BIRDチューナーが入ったばかりということで状況の確認に。
システムが出来上がったのが今年3月ですから1年経っていませんが、レンジの広さのなかに中域的な塊を感じる非常に良い音になっていることを実感。やはりエージングは重要です。

SV-192PROの上に載ったMUSIC BIRDチューナー。
リザーブ電源搭載のC-T3000は通常モデルよりも音が滑らかで重心が下がる印象。通常のスイッチング電源モデル以上に音にアナログ的な細やかさを感じます。192PROとはSAECの同軸デジタルケーブルで接続しました。

チューナー設置当日オンエアの
KT170一本勝負を聴かれ、その音の違いに度肝を抜かれたというMさん。KT170の次回入荷が待ち遠しいとろですが、せっかくお邪魔したのでKT150のバイアスチェックを行って問題ないことを確認してから会社へ戻りました。
明日は入荷中古品の査定と修理上がり品の引渡しなどでバタバタの一日になりそうです。皆さんも良い休日を!