今日はMUSIC BIRD11/26オンエア ”
MAYAさんの新譜「Billie」発売直前一本勝負”をご紹介します。MAYAさんがスタジオにいらっしゃるのは「
真空管・オーディオ 理想の音への”道” 」発売記念対談以来のこと。

今回は発売前のこのタイミングで全国のMAYAファン、オーディオファンの皆さんに新譜の全貌を明らかにしていこうということになりました。
12月8日にCDとハイレゾ、2022年1月19日にアナログ(LP)がリリースされることが決まっているBillieはそのタイトルどおり伝説的ジャズシンガー、ビリー・ホリデイが歌った楽曲を中心に構成されています。MAYAさんがビリーのソウル(魂)に寄り添いながらしっとりと歌い上げる魅力の真髄は、この動画も併せてご覧いただくと更に理解が深まるでしょう。
私がこのアルバムに注目したのは、そのレコーディングプロセス。知る人ぞ知る「
スタジオDEDE」でNEUMANN, AMPEX, PULTEC, NEVE, TELEFUNKEN等のヴィンテージ機器を中核に据えたスタジオで2インチ アナログマルチトラックテープレコーダーを使ってレコーディングされた音の温かみ、そしてしっとりとしたMAYAさんの歌声を存分に味わっていただけます。
そして今回の収録にはSV-Pre1616D+SV-S1616D/多極管仕様で再生した音をミキサーに送り込んでいる訳ですが、注目すべきはその出力管。興味のある方は上の写真をグッとアップにしていただくと分かるかもしれません。本邦初公開!新進の大型ビーム管の音も併せてお楽しみください。
今回の収録ではCD音源とハイレゾ音源を聴いて頂くことが出来ますが、驚くべきはそのトランジェントの良さ、楽器の定位(前後感)の良さ、各楽器とMAYAさんの声の豊かなボディ。懐古的なだけではない、クリアネスと実体感が共存した驚愕のアナログ録音の音をぜひ満喫頂きたいと思います。