今日は久々の
トヨタ産業技術記念館 週末ワークショップ。

去年は感染拡大防止の見地から見送ったラジオ組立教室。今年は参加人数を減らし万全の感染対策をして行わせていただくことになりました。

単にハンダづけを経験するだけでなく、電波とは?ラジオとは?…そういう基礎的なことをお話することから始めるのが私どもの流儀です。真空管五球スーパーラジオの音も聴いていただいたり。

モノづくりに関わる仕事をさせて頂いている感謝と恩返しの気持ちも込めて参加させて頂いているこのワークショップ。親御さん同伴の小学生が対象です。ハンダづけをやったことがない子供たちに如何に安全に体験してもらうか、これが一番大切です。まず見本を見せて練習して本番。みんなの緊張感が伝わってきます。

会場を巡回しながら声をかけて応援します。10分も経つとすっかり慣れて上手にハンダづけが出来るようになります。子どもは皆天才です。

組立が終わったら自分で点検したのち、最終チェックをして電池入れと通電の儀式です。上の子の表情が全てを物語ってますね。おもむろにスイッチを入れ同調して音が聴こえた瞬間の笑顔が講師にとっての最高のご褒美です。

記念撮影!おつかれさまでした。ぜひまたモノづくりにチャレンジしてね!という気持ちを込めて。
そして今回のワークショップは少し特別な意味がありました。以前からお付き合いのあるKさんから、子ども達の成長とモノづくりの継承を願ってワークショップ用の工具を寄付したいというお申し出をいただいたのです。
「ずっと前からこの取組みを知っていて何かお手伝いできないかと思っていたんです」と仰って下さったKさん。その想いは見えないバトンとしてこれからも多くの子ども達に受け継がれてされていくことでしょう。
※写真は参加者の同意ならびにトヨタ産業技術記念館の許可のもと掲載しています。