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朱い雀はシェルがポイント

今日はSさん宅へ。初めてショールームでお会いして2年か2年半。たっぷり時間をかけ、納得いくまで話し合ってSさんのシステムの再構築を進めてきました。週末になるとSさん宅に伺い、音を聴きながらお互いの感想を述べ合う…オーディオ仲間のオフ会のノリに近い日々だったかもしれません。その時間は二人の共同作業のような楽しい時間でした。

そして今日、長い時間を経てシステムがほぼ完成…というところまで漕ぎつけた気がします。何度かSさんのシステムも本ブログに登場しています。
その総仕上げはカートリッジ。様々な紆余曲折を経て朱雀(トップウィング)がSさんのメインカートリッジに決まりました。
朱い雀はシェルがポイント_b0350085_20563539.jpg
朱雀の音を初めて聴いたのは今から3年半ほど前のMUSIC BIRDの収録でした。

価格にも驚かされましたが、その音の解像度の高さと豊かな音楽性の共存した表現に圧倒されたことを今でも昨日の事のように覚えています。他方このクラスになるとターンテーブルやアームとのマッチングが非常に重要です。

Sさんがアナログシステムの更新にあたってTechnicsのSP-10RSAECのWE-4700を希望されていたので、その時点から様々なカートリッジの検討が始まりました。その結果、SP-10Rの静粛性とWE-4700の俊敏性を最大限に活かすためにはカートリッジの自重が非常に大きな鍵を握っていることが分かってきました。国内外の高級カートリッジのなかから幾つか候補を絞り込み試聴を行った結果、朱雀が最もSさんの求める表現に近いだろうという結論に達し導入が決定しました。

しかし、その道のりは平坦なものではありませんでした。朱雀に合うヘッドシェルが見つからないのです。上にも書いた通り高剛性である必要があるものの、あまり重いものは使いたくありません。しかし市場で入手できるものを幾つか試したなかで朱雀のスピード感を活かせるものがなかなか見つかりません。

考えあぐねている時に思いついたのが、MUSIC BIRD収録時に朱雀がついていたシェルが調達出来れば…という事でしたが実はそのシェルは広報用の一点モノということでした。しかし他に選択肢がなかったため無理を承知でお願いしてみたところワンオフで作って頂けることになったのです。
朱い雀はシェルがポイント_b0350085_20063320.jpg
これが特注シェルにマウントされた朱雀。外観だけでなく音の締まり、解像度、俊敏性すべて収録時の感動そのままです。フォノイコライザーはSV-310EQ/PSVANE WE仕様。以前にお納めしたSV-310/PSVANE WE仕様(プリ), SV-8800SE/KT120仕様(パワー)を含め、これでシステム完成。

Sさんと私の二人三脚もひと区切りという感じで少し寂しい感じもありますが、1~2ヶ月経ってエージングが終わった頃にどんな音が聴けるのかが今から楽しみでなりません。





by audiokaleidoscope | 2021-06-26 21:07 | オーディオ

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