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その音はアナログを超える

今日は新規インストールを加えたシステム全体のチューニングでSさん宅にお邪魔しました。
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まずはアナログ関連。

ターンテーブル Technics SP-10R
アーム SAEC WE-4700
ターンテーブルデッキ SAEC SBX-10R
テーンテーブルシート ACOUSTIC REVIVE RTS-30
カートリッジ DS Audio DS-E1 + 専用イコライザー

何と言っても比類なき聴感上のSN感の高さは今まで体験したことのない世界。Nottingham Analogue Studio(UK)が”浮かぶ”感じと言うならば、Technics + SAECの音は”屹立する定位”といえるかもしれません。Nottinghamを音場的と表現するならTechnics + SAECは些かも滲みのない音像的表現。針が盤面を滑っているサーフェスノイズすら聴こえない恐るべき透明感と定位の良さです。極めてアナログ的でありながらデジタル以上のスーパーHiFiな音が忘れられません。
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SP-10Rの高剛性なのか、WE-4700のダブルナイフエッジなのか、DS Audioの理想的振動系なのか…あるいはその全てなのか。ハイエンドアナログは録音や盤質が悪いと直ちに馬脚を曝け出す厳しさがありしますが、Sさん入魂の組合せは全く神経質さの感じられない、いつまでも聴いていたくなる音でした。
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プリアンプはSV-310/PSVANE WE仕様
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パワーアンプはSV-8800SE/KT120仕様
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写真を撮るのを忘れましたがスピーカーはJBL 4367

という組み合わせ。フロントエンド(入力系)では解像度+情報量を引き出し増幅系(アンプ)で豊かな音楽性と躍動感を、そして変換系(スピーカー)はスケール感を引き出そうとされたSさんの目論見通りの音が出た今日のインストール。ハイエンドにありがちな客観的表現に傾かせすぎなかったのが今回の大きな勝因ではなかったかと考えています。

次なるSさんのターゲットはカートリッジとフォノEQ。赤い雀が飛ぶ日は案外近いかもしれません。



by audiokaleidoscope | 2021-04-30 23:59 | オーディオ

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