
続いて会社から約一時間のMさん邸へ。夏にお納めしたシステムの半年点検 兼 二期工事(アナログバージョンアップ)です。これまでお使いのUK製ターンテーブルからProject 2Xperienceへの入替えと調整を行いました。



オーディオという趣味は厄介なもので耳で聴く前から何となく頭の中で答えを用意している自分に気づくことがあります。今日のパターンで言えば”カートリッジはMMよりもMCの方が音が良い”と自分に刷り込んでしまうような傾向も時にあったり…。確かにMCの方が繊細で情報量も多くニュアンス豊かという点では一日の長を認める訳ですが、Mさんのシステムでは音の骨太さ、重心の低さ、音のエッジの実体感においてMMの方が遥かに”らしい”感じ。フォノEQをQUADからEQ1616Dにチェンジすると更にその傾向が増す感じです。オーディオは価格だけでは決して語れない趣味なのです。