Valley of the Sun

本当ならこの週末は真空管オーディオフェアの筈だったのに...と思いつつ去年、台風19号の急襲で大変なことになったフェアの時のブログを読み返していました。

徹夜で向かった会場の搬入のこと, 展示物が届かないブースもあるなか始まった初日のこと、そして大入りの二日目のこと。年間通して私どもにとっては最大のお祭りでしたので今年の中止は本当に残念なことでした。来年は今年の分まで取り返す勢いで是非参加させて頂きたいものです。

そんな寂しい週末。別の嬉しいことがありました。私どもの製品が海外のユーザーにお届けできるようになってまだ3年程度ですが、今回初めてアメリカの二大オーディオ誌のひとつ、Stereophile誌に取り上げていただくことが出来ました逸る気持ちを抑えながら目次を見ると…おお！写真が。”Gramophone Dreams”というコーナーで取り上げて頂いています。
本文を読んでみると5ページにも亘る記事。レビュア―はHERB REIHERTさん。副題は「Valley of the Sun」(太陽の谷)。

All photo by courtesy of Stereophile Magazine and VK music

日本のオーディオ雑誌とは筆致がかなり異なっていて、他の記事も同様ですが評論というよりもユーザー目線に近い記事が多いように感じます。実際HERBさんはEQ1616Dを一ヶ月以上手元で使ったうえでこの記事を書いているようです。

I remember the first record I played through the SV-EQ1616D because it made me gasp in disbelief.

私が最初にSV-EQ1616Dで聴いた時、信じられない想いで唸ったことを覚えています。
(Herb Reichert氏 AVTech Media Americas Inc., USA 「Stereophile」2020年11月号 36ﾍﾟｰｼﾞより引用)

なんて嬉しいコメントも。2年半もかかって企画したSV-EQ1616Dがこのように海外のオーディオファイルにも好意的に受け入れていただけたことを大変嬉しく思っています。次に皆さんの前でデモ出来る時が来たら是非またEQ1616Dの音を一緒に楽しみたいですね！