



このPS-01/02については月刊Stereo誌 2020年3月号での特集「真空管アンプに合うケーブルを探せ!」のなかで数多くのサンプルのなかからセレクトし製品化を行ったものですが、このなかで私どもが考える真空管アンプとケーブルの関係について振り返っておきたいと思います。
(以下 Stereo 2020/3月号より抜粋 転載許可 Stereo誌編集部)
真空管機器はデバイスそのものの個性で勝負!というところが多分にあるため、いわゆるアクセサリー類には疎いというファンの方もいらっしゃった訳ですが、近年ケーブルやインシュレータに対する理解がかなり高まってきています。実際今日のSさんのケースのように真っ新(まっさら)の状態と対策後の状態を比較すると、①静寂感 ②パワー感 という一見して相反するように思われる要素が両立して大幅に改善されるのは驚くべきこと。私もこの効果に開眼したのは3年ほど前からのことですが、今まで何とも勿体ないことをしていたものだと感じています。
更に言えば真空管アンプは電気的に「電源ケーブル > ラインケーブル 」と言いつつもQrinoのように素晴らしいラインケーブルがあるのも事実で実に奥が深いと感じます。機会あれば是非また公開の場で「真空管アンプに合うケーブルを探せ! Part2」をやってみたいものです。