ふたたび「40万の法則」
2020年 08月 04日


パワーアンプ
SHF : SV-P1616D(300Bpp)
HF : VP-2500SE(PX25パラシングル) モノラル×2
MF : LM91A(WE300Bシングル) モノラル×2
LF: LM86B(WE300Bpp) モノラル×2 + SV-284D(845ブースター)
という組み合わせ。いわゆる4ウェイのマルチアンプシステムです。オーディオの難しさは単に高級モデルを買えば良い音が出る訳ではないこと。先日も書いたようにトータルコーディネイトが出来ていなければ銘木で作った掘っ立て小屋のようなシステムになってしまう可能性すらあります。
折角ついているんだからツィーターがチン!といって欲しい気持ちは大変よく分かりますし、サブウーハーがド~ンと響いて欲しいというのも人情というもの。「鳴っていないように鳴らす」ことに徹することの大切さに気付くまで少なくとも数年はかかるかもしれません。
スピーカーの調整を行う時、いつも思い出すのは「40万の法則」です。これが本を読んで覚えたのか人づてに伺ったのか記憶がないのですが、自分の昔のブログ(2002~2012)を検索してみたら17年前(2003年)にこんな事を書いている記事を見つけました。
たとえば下限が20Hzで上限が20kHzであれば、20×20k=400,000。ウーハーの再生限界が33Hzであれば高域は40k÷33=約12kHz辺りで良いという目安です。簡単に言えば上が出過ぎていても下が出過ぎていてもダメ。音のやじろべいがちゃんと水平でないと本来のオーディオ再生は出来ないのです。