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192PRO狂騒曲のあとで

今日20時…カーテンが開く直前からネットが急に重くなり、20:02時点で1000(以上)のIPからアクセスが集中して数分間はサーバーの応答がなくなる事態になりました。傍目にもヒヤヒヤの状態でしたが、なんとかサーバーがダウンせずに持ち堪えてくれました。完売まで僅か数分。

結果的にレジに並んで下さった殆んどの仲間がSV-192PROを買えなかった事実は私どもにとっても辛い気持ちでいっぱいではありますが、今後また何らかの形で今回のご恩返しが出来ればと思っています。お求めいただけなかった皆さん、本当に申し訳ございません。

そんな悲喜こもごもな状態のなか、二人の同志が素敵な写真とメッセージを寄せて下さいましたのでご紹介します。最初はALTEC バレンシアをSV-P1616D/KT90で鳴らして下さっているCさん。
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おお!かっちょいい!!と思わず呟いてしまいそうなバレンシア。ここ15年くらいスピーカー=トールボーイというくらい流行った訳ですが、一部にフロアタイプのスピーカーが復活しつつある…という情報もこの写真を見れば確かに!という気がしますね。それほどの存在感。
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そしてこれがCさん自作のSV-P1616D/KT90。このモデルは全体の70%以上がKT150仕様という中で敢えてKT90を選んだCさんのジャズ魂を感じます。ここまでくると誰もが相当の達人と思うに違いない訳ですが、実はCさんはキットは初挑戦というから驚きです。
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初キットが手配線で且つここまで再現性高く作るためには周到な事前の検討とイメージトレーニングあればこそ。何とも見事のひと言です!

Cさんによれば…

アンプにつきましては、昨日 エージングが完了し 大きめの音で聴き始めているところです。
KT90を挿した SV-P1616D は、音1つ1つが独立していて、ハードバップは より熱気を帯びて、バラードは より情緒的に スピーカーを鳴らしてくれるので、ジャズをメインで聴く 自分にとっては、とても良いアンプであると認識しています。

また、アンブを組み立てただけですが 少なからず スピーカーから出る音について 自分が関わっている点についても 喜びを感じております。(中略) 回路図も読めない アンプを組み立てた事もない自分が (子供が寝た後) コツコツ作ったアンブの配線状態を見る事によって、同じように アンブ作りに不安を感じている人の 助けになればと思い 送らせていただきました。

今迄、オーディオ上級者より 真空管アンプは壊れやすいから やめた方が良いよという話を何度か聞きました。もちろん 経験上 何かあって 嫌な思いをして欲しくないとの助言かと思われますが、今回 アンプを製作することにより 今後 経年劣化等の不具合があったとしても ある程度の接点修理や 不具合箇所の特定が 自分でも出来る と感じておりますし、 音も素晴らしいので 自分は 「真空管アンプ良いよ」と伝えていきたいと思います。

とのこと。自分で使ってみて初めて分かることが沢山あります。真空管アンプでなくては体験できないこと、キットだからこその歓び…それを伝えたくて20何年やってきた訳ですが、Cさんはじめ沢山の仲間がハンダごてを握って下さっていると思うと、これまで20年余りコツコツとやってきたことが間違いでなかったと感じます。

そして今日はもう一枚、この方も私にとっては忘れられないIさんからも写真をいただきました。
Iさんと初めて会ったのはヨドバシカメラの真空管アンプコーナー。或るオーディオ評論家の先生から”真空管アンプに興味のある知り合いがいるから説明してやってくれないか”と依頼を頂いたのは去年の秋頃だったでしょうか。クラシックがお好きでB&Wのスピーカーを仕事机に置いて聴いていらっしゃるというIさんにB&Wの中小型モデルと300Bのマッチングの素晴らしさをお伝えしながらも、半導体プリメインも選択の一つとして残しておいて下さい、とも申し上げました。ビジネスとは別にその方にとって最適な選択が何かという事も絶えず意識する必要があります。

”真空管アンプを使うのはペットを躾けるようなもの”…と仰られたのは故 篠田寛一先生です。最初から自分の思う通りの動いてくれないのはペットもオーディオも同じですが、Iさんはその後も試聴会に参加して下さったりメールを下さったりして、真空管アンプの良さを理解しようという真摯な思いが伝わってきました。私もいつしか自分事にように思えて一緒にアンプ検討を楽しんた結果、Iさんが選んだの一番通好みともいえるSV-P1616D/300B。それも一番濃い音がするPrime 300B ver.4仕様でした。

Iさんから届いたメールには…

アンサンブルの息づかいが良く聞こえます。演奏者がしていることがリアルに感じられます。
細かな動きも良く聞こえます。響きが消えていく空間の広がりがすごいです。オルガンは教会建築が楽器となって響き渡ります。デュエットアリアでドミナントがこちらを揺さぶります。ヨーロッパのホールでの至福の瞬間を思い出しました。


という美しい文章で感想をお寄せ下さいました。今までも数えきれない出会いがありましたが元々真空管アンプって何がいいの?というところからスタートして此処まで来た…その嬉しさは今後もずっと心に残ると思います。

この仕事は本当に一つ一つ、一台一台の積み重ねです。有名な人が”○○が体にいいらしい”というと翌日スーパーの棚からすっかり無くなっていた…なんて事とは全く無縁の世界です。Iさんとの関係性のように長い時間を掛けて築いていく場合が多い訳ですが、だからこそ花開いた時の感動は代えがたいものがあるのです。

今日は1000人以上の方がレジに並んで下さった訳ですが、これは今まで7万台以上の一台一台の積み重ねの中で皆さんが”タマアンプもいいかもよ”と伝えて下さった結果なんだろうと思っています。本当に有難いことです。



by audiokaleidoscope | 2020-05-27 23:59 | オーディオ

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