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SV-EQ1616Dで聴くSP盤/真空管アンプで聴くアルトサックス一本勝負

今週後半は東京。時節柄テレワークあるいは自宅待機が推奨されていますが”現場に行かなければできない事”も世の中にはたくさんあります。待って下さっている方がいる以上、穴をあける訳にはいきません。収録もそのひとつです。
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今回も関係者各位、ゲストの皆さんの協力あって無事終えることが出来ました。まずは「SV-EQ1616Dで聴くクラシックSP盤一本勝負(二回シリーズ)」前編5/29(金), 後編6/12(金)オンエア(いずれも金曜20時~21時)。ゲストは5年ぶりの登場Fさんです。
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Fさんは私と永世ゲストTさんの共通の友人でありオーディオ仲間。かれこれは20年近いお付き合いになりますが今回は特にお願いしてFさんの膨大なコレクションの中から選りすぐりのSP盤を厳選してスタジオに持ち込んで頂きました。仲間内から”教授”と呼ばれるそのウンチクも併せてタップリとお楽しみいただきたいと思います。
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前編はヴァイオリンとチェロ, 後半はオケものメインで構成しています。カートリッジはFさんご持参のShure M44-7をSP盤用のJICO針にリプレイスしたもの。Fさんの自宅はターンテーブル4台、カートリッジは恐らく数十種類お持ちだと思いますが、今回はEQカーブさえ合っていれば比較的廉価なターンテーブルやカートリッジでもSP盤って良い音がするんだよ…という事をお伝えしようということで選定頂きました。
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SP盤の鮮度をそのままお届けできるようEQ1616D/ Pre1616D間はAg(銀)ケーブルとしEQ1616DはPS-02に。シェラック盤ならではのサーフェスノイズの向こう側にある音楽の迫真力をを体験頂ければ幸いです。

もう一本は久々の”ミュージシャンが選ぶ”シリーズ。
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スペシャルゲストはジャズ界の大御所、サックス奏者の大山 日出男さんです。収録テーマは「真空管アンプで聴くアルトサックス一本勝負 featuring 大山日出男」。オンエア6/26(金)20時~21時です。

大山さんのゴキゲンな7枚目のアルバム「STUDY IN BLUE」をリファレンスとして二種類のアンプを用意。
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サックスを聴くにはどちらのアンプが向いているか…これは非常に好みが分かれるところでしょう。スピード感とレンジ感。メリハリを感じながらも中低域の厚みを重視したKT150真空管鳴りっぷりを重視する場合はKT150が良いでしょうし、ザ・サブトーン。300Bならではの倍音感と密度感でウォームなサックスの音色を満喫したいということであれば300Bの独壇場になるでしょう。

実際大山さんがどちらを選ばれるかは私にも全く想像できませんでしたが、大山さんは300Bの実体感と厚みを選択されました。大山さんが収録後SNSで

「小さなスタジオで自分の音源を聴くと、いつもは大きな失望を感じます。しかしながら今日は違いました。やはり良いセットで聴けば、僕がサキソフォンに強く感じている音色への想いが再現されていました。これまでの努力は、方向を間違えてはいなかったと思いました。」

と書いて下さっていて如何にオーディオ装置が音楽の印象に大きな影響を与えるかを大山さんご自身も痛感されたようです。アンプが決まったあとはSTUDY IN BLUE大会でCDとLP両方の音を聴かせて頂きました。かくしてそのLPは私が購入させて頂いて、収録の興奮をこれから何時でも何度でも追体験させて頂こうと思っています。

今週はその他いくつか重要なミーティングに参加しました。いずれも非常に楽しみな内容で正式に決まりましたらバッチリ告知させて頂きます!どうぞお楽しみに!!



by audiokaleidoscope | 2020-03-20 23:59 | オーディオ

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