いま一番おすすめしたい一体型CDプレーヤー
2020年 03月 06日
Aさんご来社のもう一つのテーマはCD再生をこれからどうするか?…これについては多くの仲間が似た悩みをお持ちなのかもしれません。
昨年10月、某有名アーティストが出演番組のなかで”CDはなくなるでしょうね。ゼロになるんじゃないか”と発言したことが話題になったことは記憶に新しいですが、それは今後に対する危機感の発露であって私たちユーザーの手元には国内だけで数十億枚というCDが残っていることを忘れてはいけません。この実績を音楽業界,オーディオ業界は今後も決して無視(なかったことに)出来ないのです。
Aさんが現在お使いのCDプレーヤーは一体型で実売ベースで10万円を切るクラスの製品。アンプでもスピーカーでも多くのオーディオファンが欲しいと思っているのは単品ベースで数万円から精々10数万円というところでしょう。Aさんは「TL3 3.0とSV-192PROを組合わせた音は高価なCDプレーヤーでも出ないアナログライクな質感が素晴らしいのはよく分かっていますが、それでも両方で30万ですからね。正直なかなか厳しいというのが本音です。出来ればリモコン付で音が良いCDプレーヤーを探しているんです」とのこと。そこで目下わたしが廉価帯で一番音が良く発展性が高いと思っている一体型CDプレーヤーをご紹介しました。
①国産スロットインタイプのドライブメカを採用
②同社従来モデルよりもシャーシ剛性が格段に向上し音の安定感が飛躍的に向上
等が挙げられます。サンプルが来てちょうど一ヶ月になりますが、なにしろ一体型として鳴らした時の音の良さ!このクラスの機器に使われることがあまりなかったESS社製DAC ES9016K2Mが奏功していることは明らかですが、剛性と重量がアップしたことによる中低域のしっかりした厚みのあるサウンドは同価格帯のCDプレーヤーから一頭地抜けた存在です。Aさんもいたくこの音を気に入られた様子。実はこのCDプレーヤーの製造元はSV-192PROのOEM発注先でもあり、技術力は折り紙付きです。
オーディオ機器の価格はこの10年で更に上がり、昨年10月のインターナショナル・オーディオショーでは遂にアンプとスピーカーのセットで1億円を超えるモデルも登場しました。そんな環境ですが、私たちは今までもこれからも等身大のリアルオーディオと共にありたいと思っています。SWL-CA1は現代オーディオの二極化を埋める貴重な存在の一つになることでしょう。