毎年そうなんですがフェア後しばらくは真空管オーディオフェアに来られた方が”もう一度じっくり試聴したい”とショールームに来られたり、逆にフェアに来たくても来られなかった方が当日のデモ内容で気になった部分を聴かせて欲しい!とお越しになられたり…フェア後一ヶ月位はそんな感じの日々になります。
フェアを振り返ってみると今回特にCDの音が良かったのは入力機器の電源を
光城精工のDA-6から供給したことが大きかったと考えています。偶々ご紹介があって使ってみたところ従来のクリーン電源の弱点であった音痩せがなくロー側もハイ側もレスポンスが伸び情報量が増えるところに感銘を受け、急きょ使ってみた訳です。
多目的に使用される会場で各ブースで多数のオーディオ機器が稼働することで一次側電圧がドロップし且つドリフトするだけでなく少なからず歪んでいます。本来は全電源をクリーン化することが最善ですが私どもは部屋の電源容量ギリギリまで使うので、せめてフロントエンドだけでも…と思いCDトランスポート, DAC, マスタークロック等のデジタル周りの電源をDA-6から取ったところ効果覿面でした。
元々販売予定で使用した訳ではなかったのですが、予想外の引合いを頂いたので製品の取扱いをさせて頂けることとなりましたのでご興味ある方は
お問い合わせ下さい。納期, 価格等お知らせ出来ます。
その他”おさらい”ですが今回の目玉であったSV-EQ1616Dをガッチリ聴きたいという方からの試聴予約が非常にたくさん入ってきています。
同じCR型でありながら
SV-310EQよりも中低域型の骨太な音に超多機能性を加えたニューモデルは来春に向けて台風の目となりそうです。気になる価格は1616に恥じない設定としますのでご心配なく!とだけ申し上げておきます。

そしてデモでやった”ランク×ジャンル別 システム構築ガイド”をもう一度聴きたいという方も多く、試聴室にPCとフェア当日配付させて頂いた資料を使って”ミニ補講”的なデモも行っています。

なかには国産高級半導体パワーアンプとの一騎打ち(道場破り)や4344バイアンプ(マルチ)の音を聴かせてくれ!という方も。最近の試聴室は”ほぼ爆音”の日々です。

更には各種300Bの聴き比べ。フェア会場でお話した曙光電子の操業停止に関する第一報を踏まえて改めて
Prime Tubeの聴き比べのリクエストが増えています。
まだ曙光側からも代理店側からも正式な発表が出ていませんが国内代理店からの箝口令が解かれ、分かっているところをフェアでお話させて頂きました。今後の動向がたいへん気になるところですねが私どもが知る情報は一部ですので、いずれ出るであろう正式なリリースを待ちたいと思います。
そんな訳で”私もおさらいを…”という方はお早めにお申し付け下さい。なお次回関東方面でのデモはヨドバシカメラでの試聴会が予定されています。時期は12月初旬です。