マルチ狂騒曲が終わって
2019年 08月 02日

プリ SV-310/PAVANE WE
低域 SV-86B/オールWestern+SV-284D/845
中域 LM91A
高域 SV-2500SE/KR PX25
という布陣を目指すことになりました。パワーアンプだけでMONO/STEREO合わせて7台という大所帯です。改めて今回感じたことは帯域分割をパワーアンプの後ろ側で行うネットワーク仕様に対して帯域分割をパワーアンプの前で行う(=ボイスコイルとアンプが直結される)マルチで音の鮮度が根源的に異なること。その分テクニック的には非常に難しくなりますが上手く繋がった時の音はネットワーク仕様の音とは隔絶した何かを感じさせたのも事実です。

今回実際に音を聴かれたKさんからは
あんな鮮度の高い音が出るとは驚きです。
聞かせてくれた音源も普通のCDが全部ハイレゾ以上に精細に奏でていました。
先日聞いた〇〇社の超弩級のセパレートSACDプレーヤーを超えるようなサウンドでした。
好みとしてはボーカルが最高でした。shantiの吐息まで聞こえてきてウットリです。
という感想もいただきました。今回ほど中域の難しさを感じたことはありませんでしたが裏を返せば低域と高域を上手く繋げる中域アンプが見つかりさえすればマルチはそれほど厄介ではない、と言えるかもしれません。後はチャンデバの選択、これが非常に大きな分かれ目となります。最初からPA用の-24dB/oct.クロスのチャンデバを選んで大失敗ということがないように-12dBスロープが選べるものがいいと思います。