ヨドバシカメラ試聴会初日。


前回は「はじめての真空管アンプ」というテーマで知識編的内容だったのですが、今回はより実践的な内容「ランク×ジャンル別システム構築ガイド」をテーマとして本の内容をマクラにしながら実際その音を聴いていただくことで真空管アンプをより深く理解することを目標としました。

みんなここから始まったヴォリューム付パワーアンプにCDを直結した3ピースシステムから…

これが真空管アンプの実力か!と認識を改めるようなセパレートシステムまで、デモ時間のなかで具体的なセットアップパターンを作り聴いていただけたのは、とても良かったのではないかと感じています。
今回ほぼ同一の能率のフルレンジ,同軸2ウェイ(タンノイ),3ウェイホーン(JBL)を用意できたのは真空管アンプのパワーと能率(音量)の関係を理解するという点においても意味があったと思います。90dB以上のフルレンジスピーカーで真空管アンプで3W入れるとこんな音量で鳴るんだ!という体験は他ではなかなかできないものかもしれません。明日もこの流れでいきたいと思っています。
そして今日のハイライトはオーディオ評論家 鈴木裕さんの「真空管アンプを使う理由(わけ)」というテーマのトークライブ。これが実に楽しかった!


鈴木さんが愛用してきた
AVALONについては以前このブログでも書きましたが、先月スピーカーを替えた、それも今までとは全く傾向の異なるソナス・ファベール(イタリア)の
エレクタ・アマトールIII。今までの鈴木さんのオーディオフィロソフィとかなりベクトルの異なるスピーカーでありましたので、その真意と音についてインタビューさせて頂きました。
鈴木さんといえばケーブルやインシュレータなどを駆使したチューニングの達人である訳ですが、アンプは今までと同じSV-192A/D+SV-2PP(2009)でゴキゲンな音が出ているというお話なども伺い、会場は笑いに包まれた楽しい時間となりました。
そのほか会場にいらっしゃった皆さんにも次々前にお出まし頂いて皆さんならではの”真空管アンプを使う理由(わけ)”を伺ったり…

ラジオディレクターで番組ゲストにもお越しいただいたSさん

俳優の丸井大福さん
という感じで大いに盛り上がりました。5回のデモとトークショーで一日中喋りっぱなしでしたが、とても楽しい一日でした。デモ終わりには本にサインさせて頂いて記念撮影タイム。

創業直後からずっとお付き合いさせて頂いているKさん。20年以上のオーディオ仲間です。

OPアンプ開発で多くのハイエンドメーカーとの交流もありながらSV-S1616D/300B仕様やSV-P1616D/KT150仕様の自作で楽しんでおられるMさん。
その他たくさんの方と交流させて頂くことが出来ました。明日は15時までですが、今日の流れに乗って頑張っていきたいと思います。けっして敷居の高くない気軽に参加いただけるイベントですので是非お越し頂ければ幸いです。