実弾射撃の大砲サウンドをMUSIC BIRDとOTOTENで!
2019年 06月 04日

収録当日、「こんなモノ作っちゃったら来年大変じゃないんですかぁ?」なんて笑い話をしたことを思い出しますが、昨年キャスティングプロデューサーとしてリファレンスシリーズを陰で支えた渋谷ゆう子さん(ノモス)が第二弾を仕掛ける!というお話は少し前に伺っていました。どんな内容,そしてどんな音になるか…これは関係者,オーディオファンならずとも興味津々な訳ですが、今回出来立てホヤホヤの音源を携えた渋谷さんをゲストにお招きした訳です。しかしながらまだこの時点で日本オーディオ協会さんから正式なアナウンスが出ておらず、収録は箝口令が敷かれるなか行われました。
協会からの正式アナウンスはこちら。レコーディングを担当したのはオーディオ評論でもお馴染みの生形(うぶかた)三郎さんです。

…大砲?そう、正真正銘ホンモノの大砲です。

この大砲の生録音を担当したのがソニー・ミュージックコミュニケーションズの鈴木浩二さん。詳細は上のリンクから協会のリリースをご覧いただきたいのですが、「砲弾の飛び出る瞬間、高音圧のスピード感のある高域破裂音が凄まじい勢いで響き、その直後に身体で感じる風圧のような耳には聴こえにくい低周波がやってきます。そして、低域の余韻の中に微かに遠くへ回転して飛んで行く砲弾音が聴こえることでしょう」を読んで聴いてみたいと思わないオーディオファンは果たしているでしょうか?
そして音のリファレンスシリーズIIではその大砲サウンドをチューバ10本の合奏によるチャイコフスキー作曲「序曲1812年」のなかで音源化しています。1812年の大砲といえばテラーク盤の誰もが知っているアレ。SME(トーンアームメーカー)が”こんな大振幅(超低音)を拾える訳ないじゃないか!”とテラークにクレームを入れたという伝説をご存じの方も多い事でしょう。

6/29(土)・30(日)のOTOTEN2019でこれらの音源が販売される訳ですが、OTOTEN二日目、6/30(日)にこの音源をフィーチャーした公開収録を行います。
場所:東京国際フォーラム ガラス棟7階 G701セミナールーム
進行: 大橋慎
…という内容です。当日はリファレンス音源をバンバン掛けたいと思いますので是非たくさんの方にお越し頂ければ幸いです!