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ヴィンテージもいろいろ

三連休最終日で今日は地元巡業。ちょっと相談に乗って欲しい、セッティングを診てくれないか、音を聴いてちゃんと鳴ってるか意見を訊きたい…何件か回らせて頂きました。偶々今日はヴィンテージ装置を中心に拝見しましたが悲喜こもごもという感じの一日になりました。

最初は何とかしなくては!という一例。今から35年くらい前、かなりオーディオに凝ったものの、その後仕事が忙しかったり別の事に興味が移ったりして20年以上放置していたオーディオの状況を確認して欲しいと言われてお邪魔したSさん宅。当時としては最高級のオーディオが長い時空を経て眠っている空間にタイムリップしたような感覚に囚われました。
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ターンテーブルはMICRO SX-8000II。これが如何に現代でも人気があるかはこちらをご覧いただくとお分かり頂けるでしょう。中古価格が35年前の定価の約2倍。当時のオーディオが如何に物量と技術力を投入された事が分かろうというもの。専用カバーによって埃から守られていて元箱も保存されているものの電源入らず。
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McIntosh C29+MC2255。マッキンの歴史のなかでも最も評価が高かった組み合わせの一つ。当時のオーディオファンが皆憧れた存在です。プリは電源が入るもののパワーは電源入らず状態の確認が出来ません。

スピーカーはJBL L200。
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LE15(ウーハー)+LE85(コンプレッションドライバー)+HL91(ホーン)という王道の組合せ。ただ当時のJBLの多くがそうであったようにサランネットやウーハーのエッジは加水分解で無残に朽ち果てている状況で写真のアップは控えます。空き家が一番傷むのと同じでオーディオ機器を長持ちさせたいなら日々使ってあげることが最も大切なこと。忙しくて音楽を聴く時間がなければ電源を入れてヴォリュームを上げ下げするだけでも長い目で見れば大きな効果があります。正直Sさんの愛機が元通りに直るかどうかは分かりませんが、熟練のプロの伝手(つて)を頼って出来るだけのことはさせて頂きたいと思います。

そのあと伺ったのはHさん宅。世代的にはSさんとほぼ同世代の機器を中心に構成されています。
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組格子と大理石の天板が印象的なJBL S101に現行のLM69やDYNAUDIOのフブックシェルフも見えます。
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パワーアンプはMcIntosh MC30に加えSV-P1616D/KT150, JB320LM/300Bも。注目すべきは左上のKENWOOD L-02T。当時国内のFMチューナー最高峰と言われた製品です。その他写真には写っていませんがプリはSV-722,DACはmodel2等を含め特筆すべきは全てメインテナンス,オーバーホールを経て完全な状態をキープしていること。もちろんHさんが日々音楽を聴き続けてこられたことが好調の最大の要因です。

オーディオが全盛期だった80年代。気づけば40年近く前のことです。ネットやお店を覗けば当時の人気モデルをまだまだ見ることが出来ますが状態は千差万別。外見だけで判断せず出来れば触って音を聴いて判断すべき難しさがヴィンテージにあることを覚えておきたいものです。


by audiokaleidoscope | 2019-02-11 23:20 | オーディオ

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