二本目は2/15オンエアの「琵琶奏者が選ぶお気に入り真空管アンプはこれだ!」。スペシャルゲストはプロデューサー渋谷ゆう子さん(
ノモスCEO)と
熊田かほりさん(琵琶奏者)のお二人です。

前半は昨年6月のOTOTENで発売され大いに話題となった”
音のリファレンスシリーズ”でキャスティングプロデユースを担当されたのが渋谷さん、そしてこのプロジェクトに参画したミュージシャンの一人が熊田さんです。音のリファレンスシリーズについては
前回渋谷さんがゲストにいらっしゃった際のレポートに詳報されています。
琵琶奏者としての熊田さんの素晴らしさはご自身のホームページにリンクされている動画をご覧いただくとその一端をご理解頂けるでしょう。
熊田さんは今年の紅白で石川さゆりさんのサポートでご出演が決まっておられる由。皆で応援しましょう!
今回の収録の後半では熊田さんのCD「もののあはれ」からリファレンス曲を選びSV-S1616(多極管/300B),SV-P1616D(多極管/300B)の4種類のアンプで聴き較べて渋谷さん、熊田さんのご感想を伺いました。
琵琶という楽器の極めて広大なダイナミックレンジをどこまで真空管アンプが描き分けるか…正直私もよく分からずに臨んだ収録でしたが、真空管のみならずシングル/プッシュで琵琶のねいろや熊田さんの声の雰囲気が大きく変化し、特に奥行き感や残響感に大きな差異が出たのには私も少々驚きました。結果的にはお二方とも300Bシングルの音が最もご自身のイメージに近いということで2月オンエアの女性ゲスト月間は奇しくもオール300B月間ということになった次第です。
そして比較試聴のあとは熊田さんの生演奏!
楽器も撥(バチ)も人間国宝の方に手によるという超貴重品。写真では分かり難いかもしれませんが漆塗りの極めて美しい楽器です。少しの湿度変化によって調律が狂うとてもデリケートな楽器ということですが、その美しい音色(ねいろ)はもちろん、熊田さんの美しい声は是非多くの方に体験頂きたい美しさでした。
収録終わりで記念撮影。貴重なチャンスを下さった渋谷さん、そしてお忙しいなか収録に参加いただいた熊田さんには心より御礼申し上げます。