今日は収録日。いつものように”同時完パケ”(編集なし,台本なし)のライブ感重視の進行です。2019年2月オンエア分の録りで2本とも素敵な女性ゲストにお越し頂きました。
一本目は2月1日オンエアの「敏腕女性ラジオディレクターが選ぶお気に入り真空管アンプはこれだ!」。ゲストは売れっ子ラジオディレクター斉藤りかさん。
オーディオ機器には詳しくなくても良い音については誰よりもよくご存じのお仕事であるラジオのディレクション。女性ならではの瑞々しい感性で各種真空管アンプの音を聴いて頂き、その音の機微を言の葉に添えて大いに語って頂きました。
登場するアンプは…
SV-S1616D/KT66
SV-S1616D/PSVANE 300B
SV-P1616D/KT150
SV-P1616D/Prime300Bver.4
SV-S1628D/Prime 211
SV-S1616D/PSVANE 845
SV-91B/PSVANE WE300B
SV-8800SE/KT120
の8パターン。リファレンス曲は
いつもと同じ方法で各アンプのゲインを同じにし、純粋にアンプの音質差を感じて頂いた訳ですが、改めてこうやって各種アンプを聴いてみると音量感,帯域バランス,音にエッジ感,残響感に大きな差異が出ることに気づきます。オーディオ雑誌と違い音の違いを文字から想像するのでなく、自分のリスニングルームで居ながらにして自分の耳でアンプや真空管の表現の違いを感じて楽しめるというのはこの番組の最大の特徴だと思いますが、斉藤さん自身もアンプでこれほど変わるものなんですね…と驚いていらっしゃいました。
事前の打ち合わせもなく、音を聴いた印象をそのまま語って下さい、とお願いして始めた収録ですがそれぞれのアンプの音に対する的確な言葉には大変心打たれました私と永世ゲストTさん。例えば211に対して「ヌケはいいけど温かい」というコメントには膝を打ったというか一本取られた!という感じでした。
2時間あっという間の収録でしたが、結果的に斉藤さんの選んだ好きな音は一位:SV-91B, 二位:SV-P1616D/300Bという結果でいずれも300Bという結果でした。日ごろ真空管の音に触れていて”このタマはこんな音”という先入観に縛られている私にはとても新鮮で楽しいひと時でした。
斉藤さん、今日はどうも有難うございました!是非また楽しいお話を聞かせて下さい。